2016年2月29日月曜日

電磁波のこと

長井です。






最近、電磁波のテーマについて考えをめぐらす機会が


多くなっています。










電磁波といえば、


家電、電子レンジ、そして携帯、


外に行けば送電線など。


身近にも、当たり前に飛び交っています。














ここで、電磁波について少しだけ。


電磁波には、波長により特性も様々にあります。


波長が短くなればエックス線やガンマ線などの放射線、


紫外線や可視光線、


身体を温める遠赤外線も電磁波の一種です。


携帯や電子レンジはマイクロ波といわれる波長帯。


通常の家電製品からは、


低周波の電磁波が発生します。














さて、電磁波は本当に身体に悪いのでしょうか?










この点、世の中には様々な見解があるようです。


本当とも言えるし、一部に疑問もあります。


有益な部分もあれば、身体への悪影響もあるようです。


まだまだ解明されきっていないということですね。












住まいにおける電磁波対策では、


今までは取り除く、遮断する。


という点に主眼を置いていました。












しかし、これからは


ノイズを消去して、


電磁波と共存する。




という対策が可能となるかもしれません。








考えてみると、


人間は電気信号で動きます。


また、今の社会では、電磁波を受けない生活を営むことができません。






そうであれば、うまく共存していくこと。すなわち、


悪影響は極力回避し、


活用できるところは積極的に利用するという発想が


正しいかもしれません。










私たちは、


近日中に、電磁波に対応した住居対策について、


発表する予定にしています。












健康について、挑戦するテーマとして、


住まいだけでなく、


水、電磁波、食、その他、まだまだたくさんあります。








これからも、


「健康」について、色々挑戦していきます。

2016年2月22日月曜日

健康住宅とは?

長井です。








“健康住宅”であることを特長にあげる企業が、




本当に多くなったと感じます。








もちろん、それを謳っていなくとも、


住まいが健康を害するものであってはならないことは、


言うまでもありません。








それを超えて、


“健康”が改めて大きなテーマとして、


業界で認識されるようになった。


ということだと思います。







1990年代、シックハウスが話題になっていたころ、


化学物質の問題を中心に、


住宅において健康が注目されるようになるとともに、


自然素材が使われるようになりました。








今では、自然素材は広く浸透し、


ある意味、


どこででも使っている(中身は別ですが)という状況になりました。








さらに現代。


断熱性能を高めることが健康リスクを下げる、


という話が業界で盛り上がりを見せています。


健康住宅=高性能住宅


といった図式も見られます。










もちろん、


断熱性能も、


自然素材も、


様々な工法も、


それぞれにおいて効果的ではありますが、


あくまでも技術の一つ。








健康住宅といえるには、


具体的に、どのように健康に貢献するかを


しっかりと考える必要があります。








それは、一技術などでもたらされるものでなく、


全体を俯瞰してみることが必要です。












そのため、


健康を分析して体系化する取組みを


昨年から行っています。








これをやってみると、


健康がいかに幅広く、一義的でない概念であるか、


よくわかります。










健康を概念から分析し、


それを住まいに落とし込むことができれば


今までにない、


本当に、健康貢献できる“健康住宅”に、


取り組むことができるのではないか、


と考えています。

2016年2月16日火曜日

空気の次は水?

既に、飲料水としてミネラルウォーターを飲むようになって久しい昨今。住宅
でも、浄水器を取り付ける事が当たり前となりました。

日本の水、東京の水は比較的きれいと言われていますが、様々なミネラルウォ
ーターが販売され、たくさんのメーカーが浄水器を取り扱われていて、どれが
高機能で安心なものなのかわかりづらいところがあります。最近(少し前?)
は水素水が大流行し、コンビニでも水素水の一種が販売されているのを目にし
た方も多いでしょう。

水、特に浄水の世界において、理論的にも様々なものがありますが、効能で分
けるとするならば、塩素を抜く事を主眼に置かれた簡易なもの。そして、その
他の不純物を除去するもの。クラスターを細かくするもの。アルカリイオン水
等それ以外の効果を狙ったものに分けられ、器具としては、蛇口につけるもの
や元栓につけるものまで様々にあり、色々な切り口、組み合わせで新製品が頻
繁に開発されています。

それだけ人には良い水を使いたい、身体に取り入れたいという強い欲求がある
のでしょう。

人間は大人で50~60%、特に子供は70%を水が占め、呼吸している間、
発汗、もちろん排泄行為からも毎日2.3リットルもの水を排出し、その分新た
に外から水分を摂取しています。体内の水分バランスが少しでも崩れる事は、
即体調の不全を招いてしまうそうです。

住宅と健康にかかわる要素としては、空気の次に対処可能な分野として、ます
ます水がクローズアップされるのではないでしょうか。