2015年6月30日火曜日

改めてお客様に教えていただきました

長井です。


先日、

健康住宅「いやしろの住まい」入居のお客様邸に、

13年振りに伺い話を聞きました。



入居前、アトピーで苦しんでいたお子さんも中学生になり、

今ではスポーツの選手になるまでに健康を取り戻しておられました。



13年前当時、

お客様の反応や効果が非常に新鮮で、

その声の一つ一つを大事にしていました。

しかし、時がたち知らぬ間に、

そのような反応をいただく事が当たり前と感じてしまうところもありました。





お客様からは、

「当時は必死でした。

人生を変えてもらった経験は、今も変わりません。

だからあなた方を応援しています。」

というお言葉をいただきました。



当たり前ですが、

私たちにとっては日頃行っている業務でも、

お客様にとっては一世一代の決断であり体験です。

改めてそこに気付かせていただき、

想いを新たにした訳ですが、

そこでお勧めしたいのは、

継続的に住まい心地を確認する機会を設けるという事です。



入居直後はある意味新鮮です。

お客様ご自身も色々な体験をお話しいただけるでしょう。

アンケートも引き渡しして間もなく取られる方が多いと思います。



しかし、家は何十年も住まうものです。

以降どのような住まい心地であるか、

変わりないか、新しく感じるところはあるか、

時には担当だけでなく、

引き渡し当時の事を知らない方も訪問し、

話を伺う機会をつくることも必要だと思います。




お客様ご自身も、

当時の新鮮な気持ち、

喜びを取り戻す機会となるかもしれません。



自社のつくる家の住み心地を、

お客様に教えていただき、

それを社員間でしっかりと共有する。



特に、健康住宅に取り組んでおられる方は、

健康状況の変化等も大切な情報として聞き取り、


後の新しいお客様にその情報を還元して行く。



という事が必要ではないでしょうか。

2015年6月24日水曜日

アメリカでトランス脂肪酸が禁止

長井です。



アメリカで、「トランス脂肪酸」

が禁止されることになりました。




私も含め、植物系のものは動物系に比べてヘルシー。

というイメージを持っている人は多いと思います。

しかし、人工的に加工された油に関して言えば、

そう単純ではありません。





トランス脂肪酸は、

マーガリンなどの植物系の加工油に

多く含まれていますが、身体に蓄積されることで、

心臓病等のリスク、それから認知機能の低下などの

健康リスクを高めるそうです。






確かに、昨年セミナーでお招きした山嶋哲盛先生も、

サラダ油の摂取が認知症の原因の一つであり、

トランス脂肪酸を健康リスクの一つと話をされていました。




植物油脂・ショートニングなど、

トランス脂肪酸を発生させるものは、

今、市販されているお菓子からケーキ、その他、

色々なものに含まれており、

使われていない物を探す方が難しいでしょう。

しかし、日本では、摂取量がそれほどでもないという事で、

近々に規制対象にならないそうです。






ただ、食生活が欧米化、ファスト化しているなかで、

今後、影響する可能性もあるでしょう。

まずは、たくさん含まれているであろう食品。

(おそらく皆さんもだいたいイメージできるのではないでしょうか)

あまりたくさん食べないようにする!

からはじめることがよさそうですね。



2015年6月22日月曜日

最近興味があること

長井です。







時々、新聞紙上で「臭い」で病気がわかる。

というネタを目にします。






最近では、癌を呼気の臭いで診断する。といった話もありました。

ガンは特有の臭いを発生するそうで、

犬の嗅覚を利用するといったことも研究されています。

また、ある虫は鼻がいいそうで、

癌患者とそうでない人の尿を嗅がせると、

全てががん患者の尿に反応を示すそうです。






デジタルとアナログの話ではないですが、

全てが機械技術の進歩というわけでなく、

虫や犬を利用するというところも面白いと思います。







また、臭いの中にある微小な成分を検出する技術。

病気を注射したり、カメラを入れたり、

苦痛を伴うこと無いところもいいですよね。





病気は早期発見が大事。

それには早めの検査ですが、

検査をしない理由の多くに面倒、苦痛。

からくる抵抗感があります。

しかし、呼気や尿の検査だけでできるなら、

それほどでもないでしょう。

早く研究が進むといいなと思います。

2015年6月16日火曜日

HORI建築さんにお伺いしました

長井です。



昨日は、京都福知山。

会員さんのHORI建築さんにお邪魔していました。



新しくオープンされた、
体験宿泊モデルを見せていただきました。


28坪とコンパクトな作りでも、
家族4人でも充分な広さ。
















アップダウンと高低差があることで、
空間が立体的になり、落ち着きをもたらしています。


コンパクトでもむしろ心地よさを感じました。


設計力の高さを十二分に感じたモデル、
実は社長のプランだそうです。再び驚き!





すばらしいモデルでした。
福知山で新築を検討されている方は、ぜひ体験してみてください!








2015年6月2日火曜日

快適性も見た目から

「人は見た目が9割」という書籍がベストセラーとなり、

続編も出て話題となりました。





日常的に、人は外からの情報を五感でインプットします。

その五感の中で情報として脳にインプットしている割合は、

視覚が83%、次が聴覚で11%と隔たりがあり、

視覚に関わる大脳皮質の総面積は全体の55%を占めているそうです。






このような数字からみても、

インプットする情報において視覚情報がいかに圧倒的であるかわかります。

そのため、見た目であり、

非言語である部分が大事であるという説にも共感できるわけですが、

人だけでなく住宅でも同じことが言えます。





そもそも、人は、何をもって心地よいと感じるのでしょうか。





心地よい住まいづくりに対し、

各社それぞれにこだわりを持っています。

たとえば性能面ですが、確かに適切な温湿度であると快適です。

そして、空気質。

快適性に良好な空気質は欠かせません。

これらは目に見えないものであり、体験し、実感して初めて理解することができます。

その良さを伝えるためには、様々な補完情報が必要となります。





先ほどの話にもどりますが、

まずお客様は、自分の目に入るものから、

パッと見で心地よいかどうかを判断します。



すなわち、素材の組み合わせ、色彩、形状等の視覚的要素がまず優先され、

それに様々な要素が補完され、「この家は快適。好み。」という好印象につながります。

まずは印象、好みに左右されますので、

パッと見で心地よいと思っていただければ、

我々の伝えたい快適性による心地よさ、が好感につながる可能性も高まります。





逆に言えば、パッと見のイメージで心地良いと思ってもらえない場合、

それを挽回するのは大変です。




「住宅も見た目が9割」



中身の勝負はもちろん大事ですが、

どう見えるか、見られるか、という点も同じように重視し、

商品の魅力向上に努めていただきたいと思います。