2016年2月22日月曜日

健康住宅とは?

長井です。








“健康住宅”であることを特長にあげる企業が、




本当に多くなったと感じます。








もちろん、それを謳っていなくとも、


住まいが健康を害するものであってはならないことは、


言うまでもありません。








それを超えて、


“健康”が改めて大きなテーマとして、


業界で認識されるようになった。


ということだと思います。







1990年代、シックハウスが話題になっていたころ、


化学物質の問題を中心に、


住宅において健康が注目されるようになるとともに、


自然素材が使われるようになりました。








今では、自然素材は広く浸透し、


ある意味、


どこででも使っている(中身は別ですが)という状況になりました。








さらに現代。


断熱性能を高めることが健康リスクを下げる、


という話が業界で盛り上がりを見せています。


健康住宅=高性能住宅


といった図式も見られます。










もちろん、


断熱性能も、


自然素材も、


様々な工法も、


それぞれにおいて効果的ではありますが、


あくまでも技術の一つ。








健康住宅といえるには、


具体的に、どのように健康に貢献するかを


しっかりと考える必要があります。








それは、一技術などでもたらされるものでなく、


全体を俯瞰してみることが必要です。












そのため、


健康を分析して体系化する取組みを


昨年から行っています。








これをやってみると、


健康がいかに幅広く、一義的でない概念であるか、


よくわかります。










健康を概念から分析し、


それを住まいに落とし込むことができれば


今までにない、


本当に、健康貢献できる“健康住宅”に、


取り組むことができるのではないか、


と考えています。

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