「人は見た目が9割」という書籍がベストセラーとなり、
続編も出て話題となりました。
日常的に、人は外からの情報を五感でインプットします。
その五感の中で情報として脳にインプットしている割合は、
視覚が83%、次が聴覚で11%と隔たりがあり、
視覚に関わる大脳皮質の総面積は全体の55%を占めているそうです。
このような数字からみても、
インプットする情報において視覚情報がいかに圧倒的であるかわかります。
そのため、見た目であり、
非言語である部分が大事であるという説にも共感できるわけですが、
人だけでなく住宅でも同じことが言えます。
そもそも、人は、何をもって心地よいと感じるのでしょうか。
心地よい住まいづくりに対し、
各社それぞれにこだわりを持っています。
たとえば性能面ですが、確かに適切な温湿度であると快適です。
そして、空気質。
快適性に良好な空気質は欠かせません。
これらは目に見えないものであり、体験し、実感して初めて理解することができます。
その良さを伝えるためには、様々な補完情報が必要となります。
先ほどの話にもどりますが、
まずお客様は、自分の目に入るものから、
パッと見で心地よいかどうかを判断します。
すなわち、素材の組み合わせ、色彩、形状等の視覚的要素がまず優先され、
それに様々な要素が補完され、「この家は快適。好み。」という好印象につながります。
まずは印象、好みに左右されますので、
パッと見で心地よいと思っていただければ、
我々の伝えたい快適性による心地よさ、が好感につながる可能性も高まります。
逆に言えば、パッと見のイメージで心地良いと思ってもらえない場合、
それを挽回するのは大変です。
「住宅も見た目が9割」
中身の勝負はもちろん大事ですが、
どう見えるか、見られるか、という点も同じように重視し、
商品の魅力向上に努めていただきたいと思います。
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