2015年4月15日水曜日

ガンに地域差があるというニュース

長井です。


先日、国立がんセンターが、
都道府県別にがんの罹患率などのデータを発表しました。
「がん」は生活環境で発生可能性が変わることを表した
参考になるデータだと思います。


特に、東北・北陸で「胃がん」の罹患率が高いというのは、
塩分摂取量が多いことが原因ではないかと言われています。
もちろん、これらは食生活の改善が鍵になります。


一方、「肺がん」は、
北海道・西日本で比較的罹患率が高くなっています。
喫煙率との相関関係ははっきりしていないそうで、
それ以外の要因、住宅生活環境が影響しているかも知れません。



あくまで個人的な推測で、乱暴な意見ではありますが、
寒いエリアでは気密性を高め、
密閉された空間で過ごすことが多いこと、
西日本で多いのは、
PM2.5を含む大気の影響等があるのかもしれません。



対策として住宅環境、特に換気を含む空気質の改善が、
「肺がん」の罹患率を下げることに役立つのかもしれません。


もちろん、関係性を導くにはもっと詳細にわたる検証が必要です。



このようなデータが、生活環境改善の参考になるとともに、
新しい「健康提案」につながることにもなりますので、
研究が進むことが期待されます。


本データは、国立がんセンターHPより参照できます。
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20150326.html

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