長井です。
最近のこと。
手紙を書く機会があったのですが、
当り前の漢字が思い出せずに四苦八苦しました。
考えてみると、
スマートフォンやPCの便利さに慣れきってしまい、
文字を書くことが少なくなりました。
「使わないと退化する」
これはあらゆる分野で共通します。
住宅も同じです。
便利に、快適になり、性能は向上しています。
今の高性能住宅は、冬でもシャツ一枚で快適に過ごせますし、
省エネルギー技術も日々向上しています。
便利さや快適さの追求は必然のものとして、
人は誰しもそれを望み、さらに先を追い続けます。
これが無ければ社会の進歩がありません。
住宅も、必要なこととして、
性能の向上がもたらされ続けます。
それらを追い続ける一方、忘れたくないのは、
生き物としての生き方、自然や四季との共生です。
現状を受け入れながら、それに対応する工夫が大事です。
住宅には「パッシブ」の考え方が必要です。
「パッシブ」は受け身という意味があります。
住宅に置き換えれば、
建物の性能を上げ、
できるだけ設備に依存しない住まいを志向するとともに、
今ある環境を受け入れるという意味にも
捉えたいと思います。
日本の気候風土を活かし、文化を尊重し、
「日本人」として、
快適に感じられる住まいをつくりあげよう
という活動をしていきたいと思います。
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