2015年4月10日金曜日

住宅はパッシブの概念を主流にすべき

長井です。




最近のこと。
手紙を書く機会があったのですが、
当り前の漢字が思い出せずに四苦八苦しました。

考えてみると、
スマートフォンやPCの便利さに慣れきってしまい、
文字を書くことが少なくなりました。


「使わないと退化する」

これはあらゆる分野で共通します。


住宅も同じです。

便利に、快適になり、性能は向上しています。

今の高性能住宅は、冬でもシャツ一枚で快適に過ごせますし、

省エネルギー技術も日々向上しています。




便利さや快適さの追求は必然のものとして、

人は誰しもそれを望み、さらに先を追い続けます。

これが無ければ社会の進歩がありません。

住宅も、必要なこととして、

性能の向上がもたらされ続けます。




それらを追い続ける一方、忘れたくないのは、

生き物としての生き方、自然や四季との共生です。

現状を受け入れながら、それに対応する工夫が大事です。





住宅には「パッシブ」の考え方が必要です。

「パッシブ」は受け身という意味があります。

住宅に置き換えれば、

建物の性能を上げ、

できるだけ設備に依存しない住まいを志向するとともに、

今ある環境を受け入れるという意味にも

捉えたいと思います。





日本の気候風土を活かし、文化を尊重し、

「日本人」として、

快適に感じられる住まいをつくりあげよう

という活動をしていきたいと思います。

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