2015年11月30日月曜日

健康寿命と認知症対策②


長井です。

















私たちが認知症との関係を重視するのも、




その体験からきています。














弊社会員さんが「いやしろの住まい」の仕様で




デイサービスの施工をされました。




そこで認知症の症状改善体験をされる入所者の事例が多くみられました。


















あくまで仮説ですが、良い環境で過ごすことで五感を呼び覚まされ、




結果、脳にも刺激が与えられるのではないか?ということです。


















たとえば、床。




無垢の床は触り心地に温かみがあり、


心地良いものです。




直接足で踏みしめることで、


決して人工建材からは感じられない、


同じ生物として感じ取れるものがあるのではないでしょうか。




足は第二の脳ともいわれます。


無垢の木が、


足先から感覚に刺激を与えることに貢献するのでしょう。


















そして、空気。




前述のデイサービスにて、




盲目のご入所者が初めて足を踏み入れた時、




目が見えなくともあたりを見渡す表情をされ、




「なんて良い環境なんだ。ここが第二のわが家になるんだね。」




語られたというエピソードは、印象的でした。




気持ち良い環境で、




五感が呼び覚まされるのかもしれませんね。







このデイサービスでは、




トイレのニオイも残らず、




スタッフからも働きやすい職場として好評でした。



















繰り返しになりますが、




身体が健康であっても、




脳が健康でなければ元も子もありません。






















環境が認知症に与える影響の大きさ、




そして認知症が日本の将来に与える影響の大きさを認識し、




健康と住宅の関係から、




認知症を予防する、そして改善する環境について、




研究を進めたいと思います。

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