長井です。
前回から、ちょっと話が横道にそれますが
当社は、
「住宅産業塾」という
住宅ビジネス研究会を運営しています。
毎年、1月には新春セミナーを開催。
様々な業種のゲストを招き、
その年の方向性に対する提言を行っています。
今年も23日に開催し、
120名もの方々にご来場いただきました。
今回は、
ゲストとして『いすみ鉄道』の社長でご活躍中の
鳥塚亮さんをお招きしました。
ローカル線は廃止の危機にさらされています。
収入を上げるには、まず売上=乗客を増やす
ということを考えるのが普通です。
しかし、今は車社会。
ドアtoドアで移動できる交通手段が主体です。
日常の移動手段としての需要が落ちつつある中で、
「乗って残す」というのは非常に難しいことです。
当然、沿線の住民数の影響を受けるものでもあります。
そこで、鳥塚さんは発想を転換されました。
「乗らなくても良い。」
住民の足としての鉄道から、
観光資源として、
話題を仕掛ける。
今では、全国から人が集まるような、
いわば「いすみ鉄道」ブランドをつくりあげられました。
できないではなく、できることを考える。
そこから発想の転換が生まれるんですね。
講演を聴いた方の中には、
「泣いてもうた。」
と語る方もおられました。
ここまでの反響を呼んだセミナーは
記憶にありませんでした。
鳥塚さんの思考、
参考にしなければなりませんね。
「できないよりも、できる理由を考える。」
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