長井です。
シックハウスの話の続きです。
1990年代より本格的に問題になった
シックハウス問題ですが、
国でも対策が進められています。
2003年、
国は、その対策を目的として
建築基準法を改正しました。
まず一つ目の要点として、
一部の化学物質に規制を加えると共に、
建材に使用の化学物質の量をランク付けし、
使う量に対し面積による制限を加えました。
この改正により、
シックハウスに対し、
一定の対処ができたように思われますが、
問題も多々あります。
・規制を受けた化学物質はごく一部に過ぎないこと。
化学物質は何万種類もあるといわれています。
規制を受けた物質はわずか13物質。
建材によっては、規制を受けないほかの物質を添加
している場合もあり、
化学物質対策としては不十分であること。
・F☆☆☆☆には使用制限がない。
一番規制の厳しい等級であるF☆☆☆☆の建材。
こちらには使用制限がありません。
すなわちいくら使っても良いということ。
当然、
使う量が多くなるほど放散量も
上がってしまうということになります。
規制があれば、抜け道もある。
法規とのいたちごっこが続いています。
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